スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2008年09月18日

語用論的知識を教える

 今日は、久々に学生をしかり飛ばしました。

なんで、叱ったかというと、事務所においてある私のお菓子を勝手になにも言わず私の目の前で食べたから。

こうかくとえっらい小さいことで怒ってしまったようなきがするのですが、次のことで、この学生の行動は問題だと思うのです。

1.場をわきまえることができていない。
2.断りを言わない

 友達同士ならこういうことは何にも問題はないとおもうのですが、友達同士で成立するルールを事務所の人(上の人)に同じように適用させることはまずいでしょう。問題です。仮に、その学生が私を親しく思っていて、友達のように感じていたとしても、友達ではないのですから、わきまえるべきです。親しき仲に礼儀ありということを理解しなければなりません。
 さらに、「断りをいれない」ってのも問題。もちろん「断りの有無」に関しては、個人差があるので、一般化すべきじゃないけど、人間関係の亀裂をさけるためには、とにかく断りをいれるのが重要。断りを入れてたら、少なくともマイナス評価を受けることはないとおもうので。

 ということで、怒りました。

何度も

「あたしはね、あなたがお菓子をたべたから怒ってんじゃないんだよ、親しき仲にも礼儀ありといことを理解してもらいたい。これとおんなじことをよそでしたら、あなたの評価が悪くなる可能性があります。だから、今なんで私が怒っているか理解してほしい。」といいました。

 それに加えて、
「あなたの日本語力なら、すみません、とか、ちょっと、ということは簡単だと思います。でも、今ここで、使うべきときに使えなければ、その表現は何も意味がないんだよ」

 最後に
「あなたは今、日本にいるのだから、そういう日本の考え方を理解したほうがいいと思います。中国ではどうかしりませんが、これからいろいろな日本人と会うのだから、そういう考え方は理解したほうがいいです」

 といいましたが、伝わったかどうか・・・・。思うに、こういう場面に応じた使い方って、指導するのが本当に難しい。教えなくてもできる人もいれば、できない人間もいる。人間性の問題なのかなあ。わたしが怒った学生より日本語が上手じゃない人でも、こういう「あちゃー。それ失礼じゃない?」みたいなことはしない。どんなに親しくてもしない人はしない。また逆もしかり。どれほど日本語が上手でも、「あちゃー、それ失礼やろ」みたいなことをいう人は言う。

 語用論的知識もoutput仮説と同じように一度、産出して、仮説検証しなきゃ身につかないものなのかな。

 少なくとも私の学生でいる間は、そういう表現の裏にある意味にも気付かせてやりたいものです。  


Posted by みっちー at 01:51Comments(0)教育のつぶやき

2008年02月03日

前置きが必要です

 さて、一昨日韓国に戻りました。いよいよ引っ越しも大詰めで、段ボールにあて名書いたりせないけんなー、と思っているところです。

 さて、さて今日のお題は「前置き」です。以前、日本の某施設で、不審者に見られて、いきなり
 
「どうしたんですか?」face09

 とそこの施設利用者に聞かれたことがあります。

 私はかなりビビってしまってface07、しどろもどろで自分がここにいる理由とか話したんですが、いきなり「どうしたんですか」と、質問するのは、尋問のようでかなり怖かったです。

こういう場合、私だったら、

 「あのー、失礼ですけど、何かこちらに御用ですか?」face02

 とか、前置きをして、かなりオブラートにくるんだ言い方をします。また、学生の日本語の指導でも、丁寧さを必要とする外の関係や上の人相手には、そういう風に、いきなり用件を言わないで、前置きをしてから、用件を言いなさい、という指導をしています。

 で 「前置き」したほうがやっぱり怖くないなんだな~と実感したし、日本語の教科書が言っていることは正しい!とかなり実感しました。

 「前置き」なんて些細なことのように感じられますが、やっぱり大事なものですicon77

  
 

   


Posted by みっちー at 14:32Comments(0)教育のつぶやき

2007年10月17日

場面を教える2

 やはり、場面を教えるということに悩む。いろいろと先輩教師に相談したりいろいろなんですが、自分の中で型ができてきています。今日は気づいたことを。

 「Mの日本語」はやはり、場面が教えにくい。どんな場面でこの表現を使うのか、ということがうまく伝えられない。場面を使えるために、絵で作ったドリルを用意したりジェスチャーで場面を作ったりしているのだけど、大変。それに本当に、これで「場面」と表現が一致しているのかって疑問に思うこともある。

 話す力を付けさせるには、やはりいつどんなときに使うか、という「場面」提示が必要だと信じてやまないわたし。

 今後、教師手引書が改定されるのならば、場面を含めた練習の仕方も手引きして欲しい。

 どうでしょうか。みなさん。あたしっち、場面にこだわりすぎかな?いやいや、日本語と韓国語の対訳が当てはまるとはいえ、場面は大事だと思う。  


Posted by みっちー at 19:12Comments(4)教育のつぶやき

2007年05月21日

面談の行方

 わが大学には、学期に一度学生面談という制度があります。この制度ってのは、学年担当の先生が一人一人面談をし、進路相談や勉強相談、生活相談なんかをしたりします。先日、その面談が終わったようです。

 唐突ですが、テストの意味についてぼんやりと考えることがありました。テストの行うことは、

①学生の理解度を確かめる 
②自分の授業を振り返る(なぜ、学生の点数はこれなのか。自分の授業でさらなる援助ができない           か)

 という2点で意味があるんじゃないかな~~。と常々思っています。それで今回の面談を利用して、テスト結果をもとに自分の授業の振り返りを行いました。(①の理解度を確かめるのはもう確認済み)担当の先生に、自分の授業の理解度の問題などについて聞いてもらいました。(本当は私ができたらいいのですが、こういう入り組んだことは韓国語ができないとできないので・・・・)

 それで、このたび、面談の結果を担当のH先生から伺いました。(きやー!)
先生いわく、

 「授業で聞いていることはわかる。しかし、家に帰って復習しないので、習ったことがわからなくなる」

ということ。うーん。そっか。と思っていたら、H先生のアドバイス

「家で復習ができない、ということなので、復習ができるような課題を課すのはどうでしょうか」

ということ。そっか。いままで予習プリントだけだったんけど、復習も同じくらいケアが必要なんだね。。。知らんかった。

一学期も残りわずか。あんまり良いケアができないけど、二学期にからはこの意見を生かして、ばっちしケアあるからね!みんな!

あ、それとH先生、ありがとうございました。このアドバイス必ず生かして見せます~~~!
  


Posted by みっちー at 16:16Comments(0)教育のつぶやき

2007年05月15日

先生の日

 今日は先生の日です。先生に感謝をしましょう、ということで学生が花やプレゼントをしてくれたりする日です。もちろんわたしの所属する学科でも先生の日のイベントがあって、学生がプレンゼントと花をくれました。一人一人に握手しつつ

 あんまりいい授業ができていないと思うのに、ありがとう~~~!さらにいい授業ができるように頑張るよ!

 という決意も新たにし、握手の傍ら、「ちゃんと学校来なさい!」とか「もうちょっとがんばりなさい」とか「遅刻しない!」とか小言を言ってイベントが終わったんですが、思わぬところでプレゼントをもらいました。

 それは、教養のクラスの学生さんから!手紙と花です。全学の教養ですから、いろいろんな学科の学生さんたちで、日本語のレベルもまちまち。必須の授業でもないので、決してレベルが高いわけじゃない。そんな学生さんたちから、一生懸命に書いてくれた手紙とお花、プレゼントをもらいました。うれしい~~!教養だから、先生の日のイベントがあるわけじゃないのに・・・・わざわざ持ってきてくれてありがとね。

 本当にうれしい!もっと楽しい、いい授業するね!がんばるよ!  


Posted by みっちー at 22:22Comments(4)教育のつぶやき

2007年05月09日

誤解

 この間、ちょっとした事件がありました。

 本当はよくできるのに、最近勉強の習慣がなくなっていて、成績が下がり気味のC君。授業中なんかもだらけてて、よく休みぎみの彼。もちろん、授業を始めるオリエンテーションの段階で、休む時は必ず連絡してくださいといっておいたので、彼が休むたびに、きちんと連絡しなさいと口をすっぱく言い続けました。

 その彼が今日授業を欠席しました。周りの学生に聞くと、今日は体育祭の予選と言うことでそれに選手として参加しているとのこと。で、参加していることは悪くないのですが、問題は連絡なしに休んだと言うこと!やはりこれは言わねば、と思って、C君に注意しました。とすると、彼は逆切れし、ふてくされた態度で目もあわせない様子。

 なんで、なんで逆切れすんの??と思いつつ、その態度の悪さにも注意しつつ気まずい時間がすぎました。

 その後、なぜ彼が逆切れをするのか?ということをもんもんと考えたところ、ある一つに考えに到達。

 もしや彼、「なぜ休む前に連絡しなければならないのか」ということわかってないんじゃ??「休んだ後の連絡と休む前の連絡は同じだ」って思ってるんじゃ!

 と思って、C君をとっ捕まえて、「もしかしたら、わたしたちは誤解しているのかもしれない。同じ連絡をするのにも、休む前にするのと休んだ後でするのは、気持ちが違うんだよ。これはわたしの考えかもしれないけど、大体の日本人はそう思っていると思う。だから、何度も何度も休む前に連絡しなさいって言ってるんだよ。」っと話したところ、最初はむすっとしていた彼。その場は、「すみません」といって立ち去りましたが、後で突然研究室に来て話をしました。

 「先生は、わたしのことを嫌いだと思っていました。どうして、先生がそんなに注意するのかわかりませんでした。普通の韓国人は、休んだ後でも前でも連絡さえすれば、いいです。だから、なぜそんなに言うのかわからなかった。私が嫌いだと思っていました」

 と!うーん!C君は、嫌われていると思っていたのね・・・知らなかった・・・・・。それで、私は日本人の考え方を理解する必要があることを話すとともにC君が嫌いなんじゃないって言いました。もちろん、好きですよっとね!伸びてほしいから、厳しくするんですよ。日本の考え方を知っておいたほうが、後々彼が日本関連の会社や日本人と交流を持つとき、すごく役立つと思うから。と話をしました。
 彼の人間関係や生活のことを話したりしたのですが、やっぱり似ていると思ってもちょっとした部分が違うよう。その違いで、「日本人は・・・・」と思うことが多かったとのこと。今回の一件も、「やっぱり日本人は・・・・」と思っていたとのこと。

 ほんのちっちゃなことだけど、本当に誤解でした。私もただルールを提示するだけで、なぜそのルールがあるのか、という部分を話さなかったというのが問題だったと思ってます。なんというのでしょうか、「なぜこのルールがあるか」という部分は、「話さなくてもわかってくれる」って思っていたようです。

 今回の一件で、「文化を違う人たちを相手にしている」ということを改めて認識しました。新しい発見でした。この発見をくれたC君に感謝です。それとC君と話したことで本当に異文化の心と心の交流ができたようで、うれしい暖かい時間になりました。ありがとね。

   


Posted by みっちー at 17:13Comments(7)教育のつぶやき

2007年04月19日

学生の質問

 学生からの質問ってのは、まだまだ日本語教師キャリアの浅い私には、どきどきするし、結構、うっとなっちまう。はー。。。そんなにすぐに文法を全部説明できるスーパー教師にはなれないと思うけど、学生をわかったという顔に導くことができる教師になりたいよ~!

 初級文法、能力試験の文法。。。。理屈はわかるが、うまく例文を作って提示することができね~。加えて知識のストックもないし・・・・。

 知識のストックがないから、すぐに質問に答えることができん。わかんねーことを言って、自分がわかるようになるまで調べて、ほいで、学生に説明する。はー。学生には本当に鍛えられます。・・・  


Posted by みっちー at 18:00Comments(4)教育のつぶやき

2007年04月17日

嫌なことを押し付ける

 うちの学校そろそろ、中間テストが近いんです。で、テスト範囲を終わらせるため、いつもより時間短縮で進めております。で、本当は一週間に1課ずつする小テストを一週間に二回しました。一週間に一回ずつするのは、ティームティーチングの関係もあるんですが、ペアの先生の許可を得て、2回行うことにしました。で、すごいのは、

学生のブーイング

 「○○先生の授業がまだ終わっていないから、しないほうがいいと思いマース」から始まり、あの手、この手で今日テストをしないように説得を試みる。見事な交渉でした。そして、これはリアルコミュニケーションのロールカードに使えますワイ。

 確かに今日小テストしなくても、別の機会で帳尻をあわすことができて、そこまで急ぐ必要ななかったのですが、今日のテストは一週間前からすると告知していたし、今日テストして、あまった時間はテスト準備あんど次の課に進んだほうがいい!と思って鉄の意志で決行しました。

 結果をみると・・・文句を言っていたわりにはよくできていました。そして、学生との間が気まずくなるかも~っとびびっていましたが、学生は別に普通。そういうもんだよね。

 学生に嫌なことをさせているわけではあるけど、私がこれだ!と決めたんなら、そう進まなきゃ。それなりの責任感をもって。ブーイングをうけるのは嫌だけど、それを乗り切るのも教師の力量のはず!がんばれ!わたし!

   


Posted by みっちー at 18:50Comments(0)教育のつぶやき

2007年04月14日

やっぱり課題

 やっぱり、日本語能力試験の授業は課題が多い!学生をわかった!という顔に導けないから、ほんとうにくやしい授業です。何をどうすれば、いいのか。中間テスト終了後、もっといい形で提供できないか、もっと考察しないと。

 わたしの学生たちは、本当に素直で文句の多い学生です。かわいいです。楽しい授業のときは、「先生の授業、いい~!楽しい!」といいますが、わかんない時は、「先生、わかんない~!?」という反応のある学生です。それで、お世辞なんていいやしません。私が一人の学生に「難しかったですか」と質問したら、その学生は黙っていました。そしたら、ほかの学生に「難しい時は、難しいっていわなきゃ!」としかられていました。

 これからいろいろな学習者にあうと思いますが、とりあえず今は、彼らが満足できるように「わかりやすく、興味をもたせる」授業が提供できるようになりますように・・・・。  


Posted by みっちー at 12:02Comments(0)教育のつぶやき

2007年04月13日

一年ぶりの再会

 今年は、教養の授業を1つしか持っていないのですが、去年の前期はものすごく多かったです。そのときの学生とこの間、日本学科でばったりと再開しました。

 感動の再会をするとともに、質問。本当は、他学科なのになんでここにいるの??と質問すると、「(教養の)日本語を勉強しにきた」と言うではありませんか。

 まだ日本語の勉強続けてくれてたんだ!と思うと、うれしかったです~!

 実をいうと、その彼がいたクラスが一番盛り上がったクラスだったんです。かつどうしたらいいかわかんないクラスだったんだですよ。

 初めて会ったとき、彼らゼロ初級だったんです。私も韓国語ゼロでどうしたらいいのかしら、と途方にくれたこともありました。指示もわかんないしどうしよう!って。

 でも、互いにゼロゼロ同士で伝えようという意思が強いと、通じちゃうんですよ。本当のリアルコミュニケーションだから、教えている私もおもしろかった。通じることが本当にうれしくておもしろい時間だったな~と思います。

 彼らはものすごい勢いで日本語を吸収していって、2学期のクラスわけでは、そのクラスの大部分の学生が2年間日本語学んだ人と同じクラスに入っていました。2学期は私は他学科の授業がなくて、担当しませんでしたが。

 今回再会した彼が、あれから日本語の力が伸びているかどうかわかりません。ただ、彼らは、私に「リアルコミュニケーション」のおもしろさと奇跡を教えてくれました。それだけでもありがたいのに、日本語を続けて勉強してくれていることもうれしい。いろいろな事情があるのかもしれませんが、あのときのわたしの奮戦が実ったようでうれしい。「日本語、うぇー」っと感じさせないように頑張ったもん。今でも「日本語がおもしろい」っと思ってくれていたらうれしいな。  


Posted by みっちー at 07:00Comments(0)教育のつぶやき

2007年04月11日

41人42脚 ~2~

 さて、大会当日。若干の筋肉痛を感じつつも参加。

 まず、第一回戦。対戦学科:不明
 相手チームの自滅により勝利を得る。私も緊張してしまってか、一度転んでしまいました。その後ぺースを取りもどし、加速するのですが、また転んでしまった。計2回もころんでしまうという失態をおかすものの、相手チームがさらに遅く、勝利を得る!やった!

 昼食後、第2回戦。対戦学科:鉄道経営学科
 この鉄道経営学科、去年の41人42脚の覇者である。18秒という、歴代新記録を打ち出し、伝説の学科だった。17秒を出すぞ!という副学生長のかけ声の元、チームみんなでファイティング!と声を出す。

 ピストルの銃声がなるやいやな、マックスで走った!走った!走った!もう前しか見えない!

接戦の結果、からくも勝利を得る!

学生と喜びのハグをするものの、足が笑ってしまい、数秒、地面に座り込む。

 第3回戦 対戦学科:外食ホテル

 この外食ホテル、日本学科にとって因縁のチームだった。学生が言うには、練習試合を挑むと、いつも日本学科が負けてしまうのだそうだ。越えられない壁であるらしい。また、私にとっても因縁のチームである。この外食ホテルチームに参加している韓国人の先生には、ちょっとした恨みがある。韓国人の先生とは、顔を合わせれば挨拶をする仲ではあるが。去年、私の住む寮には、外食ホテル所属のフィリピン人の先生が住んでいた。韓国人の先生は、そのフィリピン人の先生のお世話役で何度も寮で会ったことがある。

 で、そのフィリピン人の先生、私と同じく去年の春から採用である。私よりフィリピン人の先生が先に寮に入り、本来私が住むべきであった広い部屋を先に占領したのだ!!おかげでおいらは狭い部屋に。韓国人の先生、もっとしっかり監督せんかい!もしくは約束守ろうよ!という一抹の恨みが!

 この恨みをはらすべく、勝負に挑む。 

 では続きは後ほど・・・・・
  


Posted by みっちー at 08:05Comments(6)教育のつぶやき

2007年03月22日

威厳と親しみ2

 前の記事で、学生に舐められてるかも!と書いたのですが、その後日談。

 様子をみて、その学生に学校のことや私の授業のことを聞きました。で、片言の日本語、韓国語で聞いてみたところ、2年生になって急に難しくなった、とのこと。学生は言いませんでしたが、そこが前回予習しなかった原因なんじゃないかな、と思いました。

 今回、私が担当している授業は能力試験の授業で、学生にとって、1年生までの会話の授業で習ったこととは、格段にちがっていて、難しい文法的な授業だと思います。会話の授業より、語彙は多いし、文型もたくさんあるし・・・・・。しかも、教師である私が、韓国語ができないので、彼らにとって必要な説明というものが、なかなかできない。会話とちがって、本当に難しい。

 急に難しくなって、予習ができない、という学生を責めることはできません。難しいものを与えるにしても、それが理解できるように噛み砕いてやるのが教師の役目なのに。。。。。予習しやすい環境を作らなかった私に非があると思いました。学生を責めることができる教師は、学生が伸びるようにしかるべきサポートを行った教師だけでしょう。自分の授業を振り返ると、そのような環境をつくれていたか、とはなかなか思えません。反省をしました。

 そこで、次回からの授業では、彼女達がわかるように、そして、自分の力で予習できるように、自分の力で問題ができるようにというサポートを意識して、授業スタイルをかえました。とすると、その学生が言いました。

 「先生、見て。全部、自分で解きました。先生、ありがとうございました」

 本当にうれしかったです。些細なことではありますが、私が意識的にサポートをし、学生がそのサポートをうけ、自分の力で取り組んでくれたら、と思っていたことが実現したようで、本当に嬉かったです。

 今回の一件で、学生と話すことの大事さと教師の役目を改めて実感しました。
  


Posted by みっちー at 18:52Comments(2)教育のつぶやき

2007年03月15日

威厳と親しみ

今日、授業の予習プリントをわすれた学生がいました。で、これを許せば、今後忘れてしまうことを許してしまうとおもって、厳しく注意しました。ところが、よく聞くと、忘れたのではなく、学校内の別の場所にあるとのこと。遅刻したくないから、プリントを取りに行くのを忘れたのだと。 

 なんじゃそりゃ!というわけで、取りに行くのを許し、今回は無罪放免にしたのだけれども、予習を一切していない状態。こりゃいかん、とおもって厳しくまた注意。

 学生はちょっとふてくされたようすだったんですが、どうなることやら・・・・。ほかの先生に聞いたところ、まじめな学生だそうで、先生によって態度を変えるような学生ではないとのこと。うーん、ちょっと怒りすぎたか・・・・。少し反省です。もしくはわたしが舐められているだけか?

 もともとわたしは年が若くみられるせいか、学生に舐められてしまうきらいがあります。なので、舐められないように非常に厳しく注意をします。でなければ、教室内のルールといいますか、それがなし崩しで崩れてしまうような気がするので。
 もちろん、それによって学生との距離ができてしまうということは否定できません。でも、締めておくところは締めないと最大限の教育効果がないと思います。(←と、自分を正当化してますが)ルールをきっちりと守った上で、学生と親しく付き合っていきたいと思ってます。そうすることが、学生に「本当の自分」というのかな、そういう素の部分を見せているので。がっちりと感情の共感みたいなのができるんじゃないかな、と思ってます。

 威厳と親しみのある先生が目指すべき先生です。この一件で学生との距離が遠くなってしまったら、それはわたしの親しみ力が欠けてんだろうな・・・・・。どうなるのかな??
  


Posted by みっちー at 20:54Comments(0)教育のつぶやき