2010年06月04日

管理することと幼稚園児扱いすること

最近私、今月中旬に開かれる某口頭能力測定研究会に提出するインタビューテープを取っております。

で、今日もインタビューをしました。このインタビュー活動のいいところは、いろいろな人からいろいろな話を聞けるということでしょうか。

で、今日おもしろいなーと思った意見を一筆したいと思います。

今日、某日本語学習機関の学生さんにインタビューをお願いしました。で、中国の教師と日本の教師の違いというような話になったのですが、彼女いわく、「日本の先生はとてもやさしい。でも私たちのことを幼稚園児のように扱っている」とのこと。

んー、この一言、なかなか考えさせられます。彼女の指す、幼稚園児扱いというのは、「教材」ではなく、まさに「対応」のことなのかなーと私、考えます。親切な対応って、学生からみると幼稚園児扱いしてるって思われているのかなー。んー。

個人的には、日本の教師が学生を幼稚園児扱いしてるとは思わないけど、学生からみるとそうなんでしょう。

確かに、留学生相手のこの商売、「ここまで!」というところまで、何度も何度も学生に注意したりします。ですが、そうしないと、いろいろ不都合になる部分があって、そうせざる得ない部分もあったりするんですねー。

日本語教師の場合、ただ教えるだけでなく、その学生の、生活、進路、ビザとかそういった部分に責任を持っているので、勢いそうなってしまうような気がするんです。ただでさえ、文化の差、習慣の差、言語能力の問題でいろいろ問題が生じやすいのでそうせざる得ないと思います。

一方で、ただ教えるのみで、生活に関する責任がない場合、大人としての能力が前面に発揮できる場合は、そこまで、何度も何度も注意したりしないんじゃないかしら。いろいろ不都合が起こっても、単なる自己責任ってことで済ませるので。

もう成人学習者なので、日本人同様の大人扱いをしてもいいのでは、とも思うのですが、いかんせん、日本語学習機関の学習者は日本人の大人と全く同じとはいえないので、ある程度違う扱い、事細かな対応をしなければいけないと思います。ただ、その加減が難しんだろなー。難しい・・・・・。







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Posted by みっちー at 22:14│Comments(0)日記
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